椅子からの立ち上がりに必要な筋力とは?筋トレ方法まで解説します!

「椅子から立ち上がろうとしたらふらついてしまう」
このような経験をしてしまうと、普段の日常生活に不安を感じてしまうかと思います。
その原因はなんなのか、そしてどう対処したらいいのか。
今回はそれらについて紹介していきます。

椅子から立ち上がる際にふらつきや転倒してしまう原因とは?

椅子から立ち上がる際にふらつきや転倒してしまう原因は以下3点が考えられます。

1.姿勢が悪い

高齢者は座っている際の姿勢が悪いため、重心移動がスムーズにいかず、ふらつきや転倒を招いてしまいます。
例えば、筋力の低下や脊髄の変形によって背中が丸まっていると、足の裏に上手く力を入れられなくなってしまいます。
従って、椅子から立ち上がろうとした際に尻餅をつきやすくなります。

2.関節の曲げ伸ばしが不十分

椅子から立ち上がる際には各関節の曲げ伸ばしが必要です。
その際の各関節の曲げ伸ばしができる可動域は以下の通りです。

股関節を曲げる角度:100度から0度
膝関節を曲げる角度:80度から0度
足関節のつま先を上げる角度:20度から0度

これらの可動域よりも狭い関節が1つあると、その関節の働きを保管するために他の関節がさらに可動域を広げて働くため、負担や安定感がより損なわれてしまいます。
そのため、関節の曲げ伸ばしが不十分であるとその際のふらつきや転倒に繋がってしまいます。

3.必要な筋力が弱くなっている

椅子からの立ち上がりを安定させるには様々な筋力の働きが必要になります。
その中でも特に重要な筋肉は以下の通りです。

  • 大臀筋(だいでんきん)
    しっかり座るためや、立つために必要なお尻の筋肉。
  • 腸腰筋(ちょうようきん)
    体を前に倒す筋肉。
  • 大腿四頭筋(だいたいしとうきん)
    立ち上がる時の足の踏ん張りに必要な太ももの筋肉。

特に高齢者の場合は、これらの筋肉が弱くなりやすいため、適度に筋力を鍛えることをおすすめします。

椅子からの立ち上がりに必要な筋力を鍛えるには?(腸腰筋)

①縮んで固まった腸腰筋を伸ばすストレッチ

浅めに椅子に座り、右足をななめ前に、左足をななめ後ろに大きく後ろに引く。
骨盤を前にスライドし、おへそを突き出すようにして背骨を真っ直ぐにしながら後ろに引いた足は膝を下に向けて長く伸ばす。
左の股関節の前側(腸腰筋)を意識してゆっくり10秒数える。
反対側も同様に行う。

②衰えた腸腰筋を鍛えるトレーニング

背骨を伸ばし、姿勢を整えて椅子に座る。
お尻を根付かせ、左足を床から少し浮かせながら、両手を膝に添えておく。
膝と手で上下に押し合う。
腸腰筋をしっかり使う意識をしながら、ゆっくり10秒数える。
反対側も同様に行う。

まとめ

今回は、椅子から立ち上がる際にふらついてしまう原因と、その対処法を紹介しました。
原因としては、普段の姿勢や運動不足があげられ、それらを改善するためには筋力を鍛える必要があります。
当社では、その対処にも適した「ファン&ファン」という商品を提供しています。
より手軽に好きな時間に筋力を鍛えられるため、ご興味ありましたら是非ご活用下さい。