高齢者が歩けなくなる原因とは?歩行障害についてご説明します!

ご家族が高齢となり、「何となく歩き方がおぼつかない」と不安に感じておられる方は多くいらっしゃるでしょう。高齢者になると、歩くスピードが遅くなるだけでなく、足が上がりにくくなったり、つまずきやすくなったりします。
今回は、ご高齢の方が歩けなくなる原因として歩行障害について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

高齢者に多い歩行障害について解説!

はじめに、高齢者に多い歩行障害をいくつかご紹介します。
それぞれの歩行障害の特徴を押さえることで、その原因となる疾患や障害部位を推測できるので、ぜひ参考にしてみてください。

●痙性歩行

痙性歩行とは、上位運動ニューロンの障害が原因となって、痙性麻痺が起き、膝関節が伸展して足関節が内反尖足となった状態での歩行のことを指します。尖足によってつま先立位となるため、足底接地が行えずバランスが取りにくく、つまずきやすくなります。症状としては、片側性の場合は脳卒中など、両側性の場合は脊髄損傷などが疑われます。

●失調性歩行

失調性歩行とは、運動の協調性が障害され、歩行時に接地位置がまばらになってしまう歩行です。症状が重たい場合、自分自身の足でつまずいたり、接地場所が悪くてバランスを崩したりしてしまいます。そのため、歩行自体が困難となってしまうケースも多々あります。小脳疾患によって引き起こされることが多いです。

●パーキンソン病歩行

パーキンソン病歩行は、歩幅が狭くなる小刻み歩行、足を床にすって歩くすり足歩行、段々と前のめりになって歩行速度が上がる突進歩行などがみられる歩行障害です。名前の通り、中脳黒質の障害によるパーキンソン病や、薬剤の副作用などによって引き起こされるパーキンソン症候群が原因です。余談となりますが、パーキンソン病とパーキンソン症候群は異なる病気ですので、混同しないように注意してくださいね。

過去の転倒や転倒しそうな記憶が歩行困難の原因になっている可能性が!

ここまで、3つの歩行障害をご紹介しましたが、高齢者が歩かなくなる、もしくは歩けないのは他の原因も考えられます。それは、過去の転倒や転倒しそうな記憶に対して、恐怖や不安を感じ、体を硬直して歩行を困難にしているということです。転ばないよう意識することで、歩行時に全身に力が入ってしまい、余計に転倒しそうな歩き方になっている可能性があります。転ばない状態での歩行であれば、高齢者の方も安心して歩行できます。当社は、ファン&ファンという座りながら歩行機能を鍛えられる歩行訓練器を取り扱っています。ご家族の脚の健康のために、ぜひ贈ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、歩けなくなる原因として歩行障害をご紹介しました。また、過去の転倒や転倒しそうな記憶がスムーズな歩行を妨げている可能性があることも解説しました。ぜひ、祖父母・両親へのギフトとしてファン&ファンを検討してみてください。